自然体でいいんだ。

涼のことが好きなら、それでいい。

彼が私のことをどう思っているかは関係ない。

大事なのは、私が好きだという気持ち。

3つの依頼で、きっと前よりも成長できた私がいる。

そして、それはこれからもきっと続いてゆく……。


「余裕だよ。すっごく楽しいし、私でも役に立てるなら……これからもがんばっちゃう」

本心だった。


ポン


頭に涼の手が軽く乗った。


「えらいぞ」

そこから感じる暖かさ。