「警察なんか怖くないぞ! 必ず戻ったらヒカリに会いに行く!」


ああ、こみあがってくるなにか。


抑えなくちゃ、抑えなくっちゃ……。


「愛している! なぁ、ヒカリ、君もそうだろ? そうなんだろ!?」

くらっとめまいのような感覚がしたかと思ったら、私は叫んでいた。


「先生! ひとつだけ言わせていただきます!」


「は?」

「あなたは間違っています! ヒカリさんの気持ちを少しでも確かめたことあるんですかっ!?」

「あーあ」

これみよがしに涼が天をあおぐが、もう止まらない。