「それにメールの送られてくる時間が、大体夜の7時から8時ってのもヒント」

「そうだっけ?」

思い出そうとするけれど、時間までは覚えていなかった。

1回見ただけでそこまでわかっちゃうなんて、やっぱり涼ってすごいな。

「夜のその時間しか送れないのは、なにか事情があったんだよ」

「事情……」

「それに、『またいつか、ヒカリさんが作った料理を食べたい』ってあのメール。あれは、1度はヒカリが作った料理を食ったことのあるやつのセリフだよな?」

「……」


まさか……。


その時、受信機が誰かの話し声を拾った。


声が聞こえる。