「未希のおばあさんには俺、何回か占ってもらってたんだぜ」

「……」

たしかにおばあちゃんは占いが好きで、自分で作ったカードを使って占いをしていた。

「最後に会った時、おばあさんがこう言ったんだ。『うちの孫にもし会えたなら、彼女が君を助けるでしょう』って」

「……」

「それが最後の占いだった。その後、おばあさん亡くなったんだってな。葬式にも行けなかったよ」

「……えっと」

「でもこうして出会えたんだから、俺を助けるために『お助け倶楽部』に入部するしかないわけ。わかる?」