ようやく立ち止まったのは、生徒会室の前。

「ここが、俺たちの部室」

「……どういうことですか?」

先輩だし、一応敬語で話しているが、内容がまったくつかめない。

そんな私に、涼はにっこりと笑顔を作ってみせた。


「未希は今日から俺たちの部に入るんだよ」