電気消さなきゃ。

「ん……」

目を開けてみると、真っ白な天井に蛍光灯の明かりが。

まぶしすぎて目をうまく開けていられない。

「お、ようやく起きたか」

「んん……」

「おはようございます、未希さん」

これは、亜実の声だ。

途端に、意識が急にハッキリする。

「あ!」

ガバッと起きたとたん頭がまたぐるんと回る。


___めまい。