……。

誰かの話し声が聞こえる。

クスクスと笑う声。

もう、静かにしてよ。

まだ夜じゃん。

「ほんと、未希って笑えるよな」

この声は、涼?

ふん、どうせまた私のことバカにしてるんでしょ。


いいんだ。


たとえ『友達』でも、そばにいてくれるだけで幸せだから。

苦しい気持ちが生まれたら、それはムシしちゃえばいいんだもの。


……。


それにしてもなんで夜なのにまぶしいの?