もう校内を2周はしている。
足が疲れたけど、前を歩くふたりは歩みを止めようとはしない。
この間大地に教えてもらったヒカリの携帯電話を鳴らしても、電源が切られているらしく無機質なアナウンスが流れるだけだった。
いつのまにか、校舎の1階、駐車場に通じる裏口まで来ていた。
「まさか、校舎の外にいるんじゃ……?」
だんだん薄暗くなってゆく駐車場を見ながらつぶやくと、
「それだ!」
涼が大きな声をだした。
「ちょっと、グラウンドや駐車場も見てみよう」
「そうですね。探せるところは探しましょう」
亜実が同意をして、裏口を開けて外に出た。
足が疲れたけど、前を歩くふたりは歩みを止めようとはしない。
この間大地に教えてもらったヒカリの携帯電話を鳴らしても、電源が切られているらしく無機質なアナウンスが流れるだけだった。
いつのまにか、校舎の1階、駐車場に通じる裏口まで来ていた。
「まさか、校舎の外にいるんじゃ……?」
だんだん薄暗くなってゆく駐車場を見ながらつぶやくと、
「それだ!」
涼が大きな声をだした。
「ちょっと、グラウンドや駐車場も見てみよう」
「そうですね。探せるところは探しましょう」
亜実が同意をして、裏口を開けて外に出た。