「怖くて……。毎日メールが来るのが本当に怖くってたまらなかったの。なにをしていても、すぐに思い出してしまって。……気づいたらメルアド変えてたの」

「それ、ヤバくない!?」

とっさに驚きの声が出てしまった。


だって、そんなことしたらもっと状況が悪くなるんじゃ……。


両手をゆっくりと膝におろしたヒカリは、うなだれた、

「でも、当然だけどしばらくはメールがこなくなったの。だから、正直ホッとしていた。いたずらなら、このまま終わってくれればいいのに、ってそう思ってた。だけど……」