「はい。どうしてそれを……?」

「メールが送られてくるのは、毎週木曜日だけ。つまり、料理部になにか関係があるのかもしれない」

言われて改めてメールの一覧を呼び出して見る。


ほんとだ、1週間に1度メールが送られてきている。


少し動揺したようにヒカリは「でも」と口を開いた。

「毎週木曜日にメールがくることはわかっていました。だけど、料理部は全員女性だし……」

「そうだろうな」

あっさりと涼が認めたので少し拍子抜けしてしまう。

「料理部じゃないってこと?」

整理したくって尋ねると、

「たぶん」

とうなずいてから涼は宙を見あげた。