だって……。 誰かに好きになってもらった経験なんてないから、もしこういうメールをもらえたら、とまどいながらも少しだけうれしい感じもしちゃうと思うもん。 画面をスライドさせていた涼の手が止まったので、「なになに?」と萌絵と画面に顔を寄せた。