はじめは涼のそばにいられてうれしかった片想いも、なんだか最近苦しい感情が多くなってきている。
人って欲張りなんだなぁ、って思う。
だんだんと『振り向いてほしい』っていう願いが強くなってくるんだもん。
それが私を少し苦しくさせているんだよね……。
「ほら、これ持っていけ」
涼が小さな黒い箱を私に渡した。
箱の真ん中に緑色の小さなランプが光っている。
「これ、なぁに?」
「盗聴器探知機。ヒカリと接触した時に、アラーム音が鳴り出したら要注意。ヒカリが持っている私物に盗聴器がしかけられている」
「その場合はどうしたらいいの?」
人って欲張りなんだなぁ、って思う。
だんだんと『振り向いてほしい』っていう願いが強くなってくるんだもん。
それが私を少し苦しくさせているんだよね……。
「ほら、これ持っていけ」
涼が小さな黒い箱を私に渡した。
箱の真ん中に緑色の小さなランプが光っている。
「これ、なぁに?」
「盗聴器探知機。ヒカリと接触した時に、アラーム音が鳴り出したら要注意。ヒカリが持っている私物に盗聴器がしかけられている」
「その場合はどうしたらいいの?」