「そうだよ」

そう言って、大地は指を3本立ててみせた。

「3年生ってこと?」

大地はにっこりと、

「うん」

と、うなずいた。

涼がチラッと大地を見て、またあさっての方を向く。

「そう。じゃあ、そのお姉さんのことで依頼に来たのかな?」

「そうだよ。当たり前じゃん、未希」


ぐ……。


すでに呼び捨て……。


私って、最近こんな男子とばっかり出逢ってるような……。