お腹の底から、急激になにかがこみあがってきた感覚。


なにこれ?

ムカムカする。


そう思っている間に、私の口は勝手に話し出す。


「ウソつき!」

「あちゃー。また、未希の暴走だ……」

参った、というポーズの涼が見えたが、もう止まらない。

「ひとつだけ言わせてもらいますけどね! 河合さん、あなた、自分には反省することはひとつもないわけ!?」

「なんだと!」

「なんでもかんでも人のせいにして、挙句にこんなガラクタばっかり集めて。これ、何アピールなわけ!? これじゃ、ぐずってる子供と一緒じゃないのよ!」