「河合さん? あの家の?」

「ええ。彼の現在の状況を知りたいのです」

「なるほど。そこからなにか糸口が見えるかもしれねぇな」

もうすっかり食べ終わった涼が納得した顔をした。


河合さんのことか……。


思いつきもしなかった。

カードに向かって、いつものように話しかける。


「教えて。河合さんの“今の現状”と“未来”を」


すぐに来るいつもの感覚。

たくさんあるカードの右奥にある1枚が光ってる。


それをめくる。