「な、なに!?」

顔をあげると、お母さんが目を見開いて立っている。

パクパクと、金魚が酸素を食べるみたいに口だけ動いている。

「お母さん?」

「未希、あなた……なにやったの?」

ようやく声に出したお母さんは、目だけはまだ見開いたまま。

「え?」

「で、電話……。こ、こ、校長先生から」

「あ、校長先生から? ありがと」

なにか動きがあったのかも!

ベッドから降りると1階にダッシュ。


2階にも子機を置いてほしいんだよねぇ。