「んなのわかんねぇだろうが」
顔を赤くして怒鳴る太一は、もうイライラを隠そうともしない。
これが、彼の隠していた本性……?
「未希」
そう呼ばれて私は我に返った。
「えっと」
と、口を開く。
「ホテルの防犯カメラでは、ロビーにあるラウンジで話す男性と紗江さんの姿が映っていました。紗江さんは男性にカバンから何かを手渡すとすぐにホテルを後にしました」
まぁ、亜実のチカラでカメラの映像を手に入れただけなんだけどね。
顔を赤くして怒鳴る太一は、もうイライラを隠そうともしない。
これが、彼の隠していた本性……?
「未希」
そう呼ばれて私は我に返った。
「えっと」
と、口を開く。
「ホテルの防犯カメラでは、ロビーにあるラウンジで話す男性と紗江さんの姿が映っていました。紗江さんは男性にカバンから何かを手渡すとすぐにホテルを後にしました」
まぁ、亜実のチカラでカメラの映像を手に入れただけなんだけどね。