あの写真の頃みたいに、ただ純粋に、大好きな山茶花くんと楽しそうにサッカーをする椿くんを。


椿くんが“友達”と笑い合うところを見たいって思う。


きっと、たまにあたしに見せてくれる穏やかな笑顔とはまた違っていて、無邪気なあどけない笑顔なんじゃないかな。


その笑顔が見られた日には、あたしも、椿くんに対する気持ちに答えが出てくるような気がするんだ。


だから、あたしはさっそく、今日の放課後に雪くんと会う決意をした。


「スミレ、芹香。今日の放課後、寄るところがあるから一緒に帰れません!」


「おー、了解~」


芹香が少し残念そうにする一方、スミレは何かしら察したのか、ガッツポーズで微笑んでくれた。


「頑張ってね、なずなちゃん!」


「うん!」


何も知らない芹香が首を傾げる。
「そのうち、芹香にもきちんと話すからね」と伝えると、芹香は嬉しそうに笑って頷いた。