もしもだよ?
二回目の願い事を叶えようとしなければ、それで解決するんじゃないかな?
確かに私にも叶えたい願いはたくさんあるけど、自分の努力でどうにもならないなら、それは仕方がないと思うし。
「揺さぶりを掛けてくるよね。色んな事を考えると、山中さんを助ける為に一回だけ願い事を叶えるくらい大丈夫かなとも思うしさ」
「絶対にやめておいた方が良いぞ。俺が知らないだけで、一回目を失敗した人だっているかもしれないだろ?菜々がその気になる前に……そうだ、お前がやれよ」
「どっちなんすか。俺なら失敗しても良いって酷すぎません?」
二人が私を挟んで言い合っているけど、私の心は決まりかけていた。
凄く怖いけど、どうなるかは分からないけれど、彩乃を助けたいと思ったから。
「うん、私、やってみる。それしか方法がないなら、やるしかないよね」
一歩前に出て、振り返って二人の顔を見た私は、胸の前でグッと両の拳を握り締めてそう言った。
「いやいや、話聞いてた!?ダメだって森川さん!!」
「そうだぞ菜々!!菜々がやるくらいなら潤が代わりにやるから、そんな事はしなくて良い!!」
反対される事は予想してたけど……予想外の猛反対に、さすがに驚いた。
二回目の願い事を叶えようとしなければ、それで解決するんじゃないかな?
確かに私にも叶えたい願いはたくさんあるけど、自分の努力でどうにもならないなら、それは仕方がないと思うし。
「揺さぶりを掛けてくるよね。色んな事を考えると、山中さんを助ける為に一回だけ願い事を叶えるくらい大丈夫かなとも思うしさ」
「絶対にやめておいた方が良いぞ。俺が知らないだけで、一回目を失敗した人だっているかもしれないだろ?菜々がその気になる前に……そうだ、お前がやれよ」
「どっちなんすか。俺なら失敗しても良いって酷すぎません?」
二人が私を挟んで言い合っているけど、私の心は決まりかけていた。
凄く怖いけど、どうなるかは分からないけれど、彩乃を助けたいと思ったから。
「うん、私、やってみる。それしか方法がないなら、やるしかないよね」
一歩前に出て、振り返って二人の顔を見た私は、胸の前でグッと両の拳を握り締めてそう言った。
「いやいや、話聞いてた!?ダメだって森川さん!!」
「そうだぞ菜々!!菜々がやるくらいなら潤が代わりにやるから、そんな事はしなくて良い!!」
反対される事は予想してたけど……予想外の猛反対に、さすがに驚いた。