先輩にメールを送ってくれたようで、返信があるまでの間、二人でコーヒーを飲んで待つ。
いつも夜に電話をしてくれているけど、その時のような明るい話題はなくて。
口を開けば、彩乃の不気味な姿とおまじないの事ばかり。
明るい話をするような雰囲気じゃないけど、それでもこの暗い気持ちがどうにかならないかな。
しばらくして、先輩からメールの返信があったようで。
メールを開いた南部君は、「うーん」と唸りながら頭を掻き始めた。
「なになに?やっぱりダメだった?忙しそうだもんね、高校生にもなると」
ふりだしに戻るか。
先輩を頼れないんだったら、他の方法で調べるしかないな。
などと思っていたら。
「いや、違うんだよ。同級生の女の子がききたがってるって言って、昨日教えてもらったんだけどさ……森川さんは可愛いのかって」
そう言って、携帯電話の画面を私に見せてくれる南部君。
ぶっきらぼうに「その子可愛い?」と書かれたメールに、どんな返事をするのだろう。
「ごめん、森川さん。写真撮らせて!」
普段ならこんな事で撮られるのは嫌だけど、情報を聞き出す為には仕方ないかな。
私なんかの写真で、先輩が乗り気になってくれると良いけど。
いつも夜に電話をしてくれているけど、その時のような明るい話題はなくて。
口を開けば、彩乃の不気味な姿とおまじないの事ばかり。
明るい話をするような雰囲気じゃないけど、それでもこの暗い気持ちがどうにかならないかな。
しばらくして、先輩からメールの返信があったようで。
メールを開いた南部君は、「うーん」と唸りながら頭を掻き始めた。
「なになに?やっぱりダメだった?忙しそうだもんね、高校生にもなると」
ふりだしに戻るか。
先輩を頼れないんだったら、他の方法で調べるしかないな。
などと思っていたら。
「いや、違うんだよ。同級生の女の子がききたがってるって言って、昨日教えてもらったんだけどさ……森川さんは可愛いのかって」
そう言って、携帯電話の画面を私に見せてくれる南部君。
ぶっきらぼうに「その子可愛い?」と書かれたメールに、どんな返事をするのだろう。
「ごめん、森川さん。写真撮らせて!」
普段ならこんな事で撮られるのは嫌だけど、情報を聞き出す為には仕方ないかな。
私なんかの写真で、先輩が乗り気になってくれると良いけど。