笑顔で鏡を返す真弥ちゃんを見て、やっぱり皆川さんが死んだのは事故だったんだろうなと思える。
蓋を開けて、チラリと鏡面を見た影宮さんも、小さく頷いて鏡を受け取り、それを胸ポケットに入れた。
「わかったわ。真弥ちゃんは私が守るから、一緒にいましょ。欠けた鏡を見付ければ、何が起こるのかはわからないけど……探してみる価値はあるはずよ」
何だかんだ言って、この二人は仲が良くなったよね。
見ている私も、微笑ましく思える。
「何かあった時の為に、紫藤君にはいてほしいけど……怪我をしていたから、今日は来ないかもしれないわね。私達三人で行くしかないかしら?」
本人は大した怪我じゃないって言ってたし、こんな状況だから遅れてでも来そうだけど。
一応来るかどうか、メッセージを送ってみる。
「今日学校に来るの?」
それだけ送り、スマホをポケットに入れようとした時、早くも返事が。
『おう、今向かってるわ』
という短文だったけど、向かっているなら後で合流しよう。
「今、学校に向かってるって。どうする?生徒玄関で待ってる?」
「そうね……美術準備室に行きたいから、そうすべきかしら」
蓋を開けて、チラリと鏡面を見た影宮さんも、小さく頷いて鏡を受け取り、それを胸ポケットに入れた。
「わかったわ。真弥ちゃんは私が守るから、一緒にいましょ。欠けた鏡を見付ければ、何が起こるのかはわからないけど……探してみる価値はあるはずよ」
何だかんだ言って、この二人は仲が良くなったよね。
見ている私も、微笑ましく思える。
「何かあった時の為に、紫藤君にはいてほしいけど……怪我をしていたから、今日は来ないかもしれないわね。私達三人で行くしかないかしら?」
本人は大した怪我じゃないって言ってたし、こんな状況だから遅れてでも来そうだけど。
一応来るかどうか、メッセージを送ってみる。
「今日学校に来るの?」
それだけ送り、スマホをポケットに入れようとした時、早くも返事が。
『おう、今向かってるわ』
という短文だったけど、向かっているなら後で合流しよう。
「今、学校に向かってるって。どうする?生徒玄関で待ってる?」
「そうね……美術準備室に行きたいから、そうすべきかしら」