いつもより早い時間、学校には誰もいない……はずなのに。
校舎に入り、自習室に行くと、すでに10人近くの生徒が登校していたのだ。
その中には真弥ちゃんもいて、私達を見るとすぐに駆け寄って来た。
「菜月ちゃん、美奈ちゃん、あの夢……見た?」
真弥ちゃんに会ったら聞こうと思っていた事を、先に言われた。
「うん……真弥ちゃん、皆川さんを殺してないよね?『3』の鏡に皆川さんがいたけど……」
「わ、私じゃない!昨日送ったでしょ!?そりゃさ、あいつの事嫌いだし、殺したいとも思ったけど……」
真弥ちゃんは……そんな事をするような人じゃない。
いつも元気で明るくて、一時の気の迷いはあったかもしれないけど、本当にするとは思っていない。
「真弥ちゃん、何もやっていないなら良いのよ。夢で見たなら話は早いわ。欠けた鏡を探すのを手伝ってくれるわね?」
ニヤリと笑った影宮さんに、満面の笑みを向ける真弥ちゃん。
そして、胸ポケットから鏡を取り出して、それを影宮さんに差し出した。
「これ、返しておくね。ただの鏡で人を殺せるなんて怖いし、私には必要ないから」
校舎に入り、自習室に行くと、すでに10人近くの生徒が登校していたのだ。
その中には真弥ちゃんもいて、私達を見るとすぐに駆け寄って来た。
「菜月ちゃん、美奈ちゃん、あの夢……見た?」
真弥ちゃんに会ったら聞こうと思っていた事を、先に言われた。
「うん……真弥ちゃん、皆川さんを殺してないよね?『3』の鏡に皆川さんがいたけど……」
「わ、私じゃない!昨日送ったでしょ!?そりゃさ、あいつの事嫌いだし、殺したいとも思ったけど……」
真弥ちゃんは……そんな事をするような人じゃない。
いつも元気で明るくて、一時の気の迷いはあったかもしれないけど、本当にするとは思っていない。
「真弥ちゃん、何もやっていないなら良いのよ。夢で見たなら話は早いわ。欠けた鏡を探すのを手伝ってくれるわね?」
ニヤリと笑った影宮さんに、満面の笑みを向ける真弥ちゃん。
そして、胸ポケットから鏡を取り出して、それを影宮さんに差し出した。
「これ、返しておくね。ただの鏡で人を殺せるなんて怖いし、私には必要ないから」