「僕はお前のへらへらした所が嫌いなんだよ!何でも『俺には関係ない』みたいな顔しやがって!」
京介に殴られ、次第に自分の想いをぶつけるようになり始めた伊達君。
いつも冷静に、クラスをまとめている姿は微塵も感じない。
「それが悪いか!!関係ない事まで親身になって考えられるほど、俺は優等生じゃねぇ!!」
単純な腕力では互角……。
京介の方がまだ強いかと思ったけど、怪我をしていて力が入らないのだろう。
床を転がり、揉み合い、上から下からお互いに殴り続ける。
嫌だ嫌だと思っていても、二人の迫力に動く事が出来ない。
永遠に続くかと思われたこの攻防にも、ついに決着がつこうとしていた。
「ああああああああああああああああああああああっ!!」
悲鳴を上げたのは……京介だった。
伊達君の上に乗り、拳を振り下ろそうとした瞬間、ナニかに切られた足を、伊達君が殴り付けたのだ。
痛みに悶えて、足を押さえながら床を転がる京介。
散々殴られて、伊達君もフラフラだけど……。
這って鏡を手にした伊達君は、ニヤリと笑みを浮かべて振り返った。
京介に殴られ、次第に自分の想いをぶつけるようになり始めた伊達君。
いつも冷静に、クラスをまとめている姿は微塵も感じない。
「それが悪いか!!関係ない事まで親身になって考えられるほど、俺は優等生じゃねぇ!!」
単純な腕力では互角……。
京介の方がまだ強いかと思ったけど、怪我をしていて力が入らないのだろう。
床を転がり、揉み合い、上から下からお互いに殴り続ける。
嫌だ嫌だと思っていても、二人の迫力に動く事が出来ない。
永遠に続くかと思われたこの攻防にも、ついに決着がつこうとしていた。
「ああああああああああああああああああああああっ!!」
悲鳴を上げたのは……京介だった。
伊達君の上に乗り、拳を振り下ろそうとした瞬間、ナニかに切られた足を、伊達君が殴り付けたのだ。
痛みに悶えて、足を押さえながら床を転がる京介。
散々殴られて、伊達君もフラフラだけど……。
這って鏡を手にした伊達君は、ニヤリと笑みを浮かべて振り返った。