一体何が起こったの!?
鏡を見て、何かを話してると思ったら、突然私の方に歩いて倒れた。
「ちょっと、京介!?」
私一人の力で、男の子を支えられるはずもなく、重量に負けるように膝を突く。
もしかして、ナニかに襲われて……。
そう思ったけれど、京介の身体には小さな傷一つ付いてなくて。
背中を触って確認しても、あのガラス片で刺された様子はない。
ナニかが映っている鏡を見て、殺されてもおかしくない状況だったのに……何にしても、私が思うのは、京介が死ななくて良かったという事。
ギュッとその身体を抱き締めて、私は肩に頬を寄せた。
「ん……あれ?なんだこれ……菜月?俺、何してんだ?」
耳元で囁いた京介から、慌てて顔を離す。
「な、何してんだって……ダメだって言ってるのに、鏡を見てるんだもん。心配したんだよ?」
私がそう言うと、今の状況に気付いたのか、慌てて離れる。
「ああ……そうだ、鏡を見てたらおかしな場所から白い顔の幽霊が現れて……ビビったけど、目が真っ赤だから、なんでこんなに赤いんだって見てたら……幽霊が話しかけてきたんだよ」
幽霊が話し掛けてきた……昨日の夢の事が思い出されたけど、京介がどうして殺されなかったのかがわからない。
鏡を見て、何かを話してると思ったら、突然私の方に歩いて倒れた。
「ちょっと、京介!?」
私一人の力で、男の子を支えられるはずもなく、重量に負けるように膝を突く。
もしかして、ナニかに襲われて……。
そう思ったけれど、京介の身体には小さな傷一つ付いてなくて。
背中を触って確認しても、あのガラス片で刺された様子はない。
ナニかが映っている鏡を見て、殺されてもおかしくない状況だったのに……何にしても、私が思うのは、京介が死ななくて良かったという事。
ギュッとその身体を抱き締めて、私は肩に頬を寄せた。
「ん……あれ?なんだこれ……菜月?俺、何してんだ?」
耳元で囁いた京介から、慌てて顔を離す。
「な、何してんだって……ダメだって言ってるのに、鏡を見てるんだもん。心配したんだよ?」
私がそう言うと、今の状況に気付いたのか、慌てて離れる。
「ああ……そうだ、鏡を見てたらおかしな場所から白い顔の幽霊が現れて……ビビったけど、目が真っ赤だから、なんでこんなに赤いんだって見てたら……幽霊が話しかけてきたんだよ」
幽霊が話し掛けてきた……昨日の夢の事が思い出されたけど、京介がどうして殺されなかったのかがわからない。