私がいると言っただけで、鏡を見て確認したわけじゃない。
それでも、影宮さんは勘違いだと否定しない。
これは私の勘だけど……きっと昨日、影宮さんも同じ目に遭ったんじゃないかな。
だから、何となくそうなんじゃないかと思っているんだ。
「調べるってよぉ、これを取るのか!?幽霊がもしもいたら、俺達も殺されるんじゃねえのか!?」
三人の中で、唯一ナニかの恐怖を味わっていない京介。
話には聞いていても、実際に体験した人でしかわからない事がある。
そして、そんな人でも、不意を突かれてあっさりと殺されてしまうんだ。
今、この状況で布を取るのは自殺行為だけど……影宮さんならどうするだろう。
「……鏡は無視して良いわ。準備室で生徒が消えた後に、鏡の中のナニかの怪談が生まれたなら、鏡は関係ないはずだから」
なるほど、そう言われれば納得出来る。
「じゃあ、鏡を一箇所にまとめて、鏡以外の物を調べれば良いんだね?」
「そう言う事ね。まあ、怪談に繋がるような物が本当にあるかどうかはわからないけど」
……影宮さんの言う事は、わからなくもない。
何か特別な物があって、それが原因になった……なんて都合の良い事を考えられないから。
それでも、影宮さんは勘違いだと否定しない。
これは私の勘だけど……きっと昨日、影宮さんも同じ目に遭ったんじゃないかな。
だから、何となくそうなんじゃないかと思っているんだ。
「調べるってよぉ、これを取るのか!?幽霊がもしもいたら、俺達も殺されるんじゃねえのか!?」
三人の中で、唯一ナニかの恐怖を味わっていない京介。
話には聞いていても、実際に体験した人でしかわからない事がある。
そして、そんな人でも、不意を突かれてあっさりと殺されてしまうんだ。
今、この状況で布を取るのは自殺行為だけど……影宮さんならどうするだろう。
「……鏡は無視して良いわ。準備室で生徒が消えた後に、鏡の中のナニかの怪談が生まれたなら、鏡は関係ないはずだから」
なるほど、そう言われれば納得出来る。
「じゃあ、鏡を一箇所にまとめて、鏡以外の物を調べれば良いんだね?」
「そう言う事ね。まあ、怪談に繋がるような物が本当にあるかどうかはわからないけど」
……影宮さんの言う事は、わからなくもない。
何か特別な物があって、それが原因になった……なんて都合の良い事を考えられないから。