休み時間
須田海斗にむらがる女子達。

そして
隣のクラスからも
大量に女子が流れ込む。

考える事は皆同じ。

俺達男子は流れに逆らい
鮭のように隣のクラスへと移動する。

都会からやってきた美形の双子
おまけにお化け屋敷住み。

田舎の学校の大ニュース。

俺達は後ろの扉から須田凪子を探して見つけ


その美しさに目を奪われた。

一言で言えば
双子の兄と同じく
綺麗な子だった。

そう
16歳の俺には
特に国語の能力があまり良いとは言えない俺には

ただただ

綺麗な子としか
表現ができなかった。