「………これ以上こうしてたら、やばい。
3月31日までは、俺とお前は教師と生徒だ」
先生らしい生真面目な台詞を、真っ赤な顔で言う様子がおかしくて、私はふふっと噴き出しました。
「先生………可愛いですね」
「えっ!?」
驚いた顔がまた可愛らしくて、私は口許を覆って笑いつづけました。
先生は真っ赤な顔で困ったように眉を下げていましたが、
「………そろそろ、行こうか」
と立ちあがりました。
私は頷いて、差し伸べられた先生の手に手をのせました。
冷たい夜風に吹かれながら、私と先生は肩を並べて歩きます。
「―――あぁ、3月31日が待ち遠しいなぁ………」
先生の独り言が風に運ばれて私の耳に届き、言葉にできない感情で胸がいっぱいになりました。
3月31日までは、俺とお前は教師と生徒だ」
先生らしい生真面目な台詞を、真っ赤な顔で言う様子がおかしくて、私はふふっと噴き出しました。
「先生………可愛いですね」
「えっ!?」
驚いた顔がまた可愛らしくて、私は口許を覆って笑いつづけました。
先生は真っ赤な顔で困ったように眉を下げていましたが、
「………そろそろ、行こうか」
と立ちあがりました。
私は頷いて、差し伸べられた先生の手に手をのせました。
冷たい夜風に吹かれながら、私と先生は肩を並べて歩きます。
「―――あぁ、3月31日が待ち遠しいなぁ………」
先生の独り言が風に運ばれて私の耳に届き、言葉にできない感情で胸がいっぱいになりました。