修学旅行委員の子たちが、ぞろぞろと藤森先生のもとに集まります。
ですが、うちのクラスからは、誰も行きません。
2年4組の修学旅行委員は、今日は風邪でお休みでした。
私は担任の倉田先生のところに行き、代わりに行きます、と伝えました。
急いで藤森先生のところに行くと、
「あれ、春川は数学係じゃなかったか?」
と問いかけてきました。
名前を覚えてもらったこと、そして係を覚えていてもらったことに、ちょっと嬉しさを感じながら、「代理です」と私は答えました。
「そっか、ご苦労さん。
えーと、じゃあまず、各クラスの部屋割り配るぞ………」
よろしく頼むぞ、と言いながらプリントを一人ひとりに手渡していく先生を見つめながら、このまま修学旅行委員になってもいいのにな、と私はちょっと思いました。
ですが、うちのクラスからは、誰も行きません。
2年4組の修学旅行委員は、今日は風邪でお休みでした。
私は担任の倉田先生のところに行き、代わりに行きます、と伝えました。
急いで藤森先生のところに行くと、
「あれ、春川は数学係じゃなかったか?」
と問いかけてきました。
名前を覚えてもらったこと、そして係を覚えていてもらったことに、ちょっと嬉しさを感じながら、「代理です」と私は答えました。
「そっか、ご苦労さん。
えーと、じゃあまず、各クラスの部屋割り配るぞ………」
よろしく頼むぞ、と言いながらプリントを一人ひとりに手渡していく先生を見つめながら、このまま修学旅行委員になってもいいのにな、と私はちょっと思いました。