「春川さん! ごめんね~!」





集合場所に着くと、春川の姿を見つけて同じグループの連中が駆け寄ってきた。





「バス乗ってから、春川さんいないの気づいたんだけど、誰も連絡とれなくて」




「大塚さんのケータイ、充電切れてたし」




「うん、ごめんね春川さん」






みんなから口々に話しかけられて、春川がこくこくと頷きながら「ううん、いいよ」と答えた。






「途中で加藤先生に会って、他の先生に連絡とってくれたんだけど、春川さん他のひとと回ることにしたみたいだから、うちらだけで回ればいいって言われて」





「あ、うん……藤森先生と偶然会ったから、それで」





「そっかぁ、よかった-、ほんとごめんね!」