「………えっ!?」





俺はぎょっとして春川を見下ろした。




春川は小さな顔をほんのりと赤く染めて、「すみません」と小さく囁いた。






「あ、ちがうちがう、謝ることはないんだけど、ただちょっと、びっくりして………」





「………そう、ですよね。急に、へんなこと言って、すみません……」





「いや、だから………」






俺は参って顔に手を当てた。






春川はきっと、俺が朝飯をとらない生活をしているのを心配してくれたんだ。




あたたかい手作りの飯なら食べられそうな気がして、俺が何気なく言った言葉から、俺の気持ちを読み取って、




それで、昼の弁当だけでなく、朝飯の面倒まで見てあげようと思ってくれたのだ。