【おまけ】
斉藤くんはこんなことを喋っていた(笑)





*8ページの場合*



「斉藤くん」

《あっ、小林さん(嬉)》

「おはよ」

《おはよっ(照)》

「ちょっと話があるんだけど」

《うん、なに?》

「今日のホームルームのことだけどね」

《うんうん》

「色々決めなきゃいけないことがあって」

《あ、そうなんだ》

「あたし一人だと手が足りないからさ」

《じゃあ俺も(気合)》

「斉藤くんにも手伝ってほしいんだよね」

《もちろん手伝うよっ!》






*20ページの場合*



「ふぅん。斉藤くんて、こういうの聴いてんだ」

《うん、そうなんだ》

「あっ、てか、だからその髪型なんだ」

《あっ、わかった? 恥ずかしいな》

「他にはどんなバンドとか聴くの?」

《たっちゃんズとかかな》

「どういうとこがいいの?」

《やっぱボーカルのカリスマ性かなー》






*22ページの場合*



「あたしね、いっつも不思議に思ってたんだけど」

《えっ、なになに?》

「手の薬指だけ折り曲げて、お辞儀させるのは何とかできるけどさ」

《うんうん?》

「中指だけお辞儀させようとすると、薬指までついてきちゃうんだよね」

《あ、ほんとだね》

「なんでだろーねぇ、中指と薬指ってどんな関係なんだろ?」

《不思議だなー》

「指関連でいくとさ、足の指にいたっては、単独で動かせるの親指だけなんだよね」

《へぇ、家に帰ったらやってみるよ!》

「指って意外と不器用だよね」

《そうだねー》





………意外とそれなりに会話っぽくなっているので、斉藤くんは、何も気づかなかったのでした(笑)