でも、ゼンさ~ん!私は不安だよ!
いつまでも気持ちに応えられない妻でいいの?
ゼンさんが余所の女にフラフラ行っちゃったら、私のせいだよ~!

そんな私の不安を拭うように、ゼンさんの抱擁が強くなる。


「佐波は俺の女房。この先、ずっと一緒にいられると思えば、あと何ヶ月かの我慢くらい耐えられる。今は育児に集中してくれていい。でも……」


ゼンさんがソファの前に膝を付いた。私を見上げる形で微笑んだ。


「今は少し、こうして休もう」


ゼンさんは床にあぐらになり、私に向かって両手を広げた。
こっちにおいでって言うように。

私はゼンさんの腕にすがって、ソファからずり落ちる。そして、彼の腕の中へ飛び込んだ。

なんだか、涙が出てきた。