・・・。

・・・ン。

・・・トントン。

「ふぁい」

夢の中から急に現実に戻されて、私はびっくりして声を上げた。

ああ、そうか。
ここは外国だ。

ガチャッ

ドアがゆっくり開くのを目にして、
しまった!
という思いが頭をよぎったが、もう遅い。

どうしよう!
外国人が突然この部屋に来て襲われたら!

「ちょっと待って!」

屈強な男が乗り込んで来るかも!

こわい!