外傷のない私はそのまま退院できる、とのことでソムサックの車にお姉ちゃんと乗ってホテルへ向かった。
日差しは真上にあり、ほぼ24時間監禁されていたらしい。
「・・・実羽、どうしたの?」
車に乗ってから、ずっと無言でいる私にお姉ちゃんが尋ねる。
「・・・ううん、なんでもない」
そう答えてはいるけど、さすがお姉ちゃん。
目では疑っているのがわかる。
そう、ずっとさっきから同じことばかり考えている。
自分が出した答えが、正しいかどうか・・・。
それを証明することは果たして良いことなのだろうか?
「ソムサック、お願いがあるの。車を停めて」
バックミラー越しに目が合った。
日差しは真上にあり、ほぼ24時間監禁されていたらしい。
「・・・実羽、どうしたの?」
車に乗ってから、ずっと無言でいる私にお姉ちゃんが尋ねる。
「・・・ううん、なんでもない」
そう答えてはいるけど、さすがお姉ちゃん。
目では疑っているのがわかる。
そう、ずっとさっきから同じことばかり考えている。
自分が出した答えが、正しいかどうか・・・。
それを証明することは果たして良いことなのだろうか?
「ソムサック、お願いがあるの。車を停めて」
バックミラー越しに目が合った。