メオはうつろな目で、食器を片付けている。

かばうようにソムチャイがメオのそばにしゃがみこむ。
メオの両親も駆け寄る。

ウアンが私を視界にとらえて、またニヤニヤしだした。

ソムチャイがなにか怒鳴っているが、私は黙ってウアンの視線を感じながらソムチャイのそばに行った。

考えなくちゃ・・・。

なんとかしなくちゃ。

怖い、というより、クイズの答えを探すかのような気分。
相変わらずウアンは私を見ている。

大好きな奥さんがいるくせに、まったく男っていうやつは・・・。


・・・ん?