「だって、大事なふたりの仕事じゃん。どうするの?」

「メオは大事なcousin、えっと、いとこ。だから、助けるの当たり前。仕事より大事」

「でも・・・」

「果凛も同じこと言ってた」

その言葉に私は目を丸くした。

「お姉ちゃんも?」

「そう。果凛、わかってくれる。もう、家族ね」

「へぇ・・・」

この間感じた疎外感をまた味わってしまう。

お姉ちゃんは、もうソムサックと足並みをそろえてここで生きてゆくんだ。

仕事よりも、それはソムサックと一緒になりたいから。

それだけなんだろうな・・・。

「でもさ、最近急に返済額が増えたんでしょう? それって、なんか変じゃない?」