片方の鼻から血を流して、楽しそうに笑う。
昨日と同じ悪寒が走りぬけ、それでも友利子から目が離せない。
「桜・・・さん。あなたに見せたいものがあるの」
そう言うと、ユラリと友利子は立ち上がり、
「ついてきて・・・」
と言って、襖を開けると、隣の部屋に入って行った。
そこは、守の部屋だった。
小学生が使うような木でできた学習机に、教科書が並んでいる。
___唯一、違うのが・・・。
部屋の片隅にある仏具。
昨日見た写真と同じものが、フォトフレームに入れて飾ってあり、両脇に線香の燃えかすが刺さっている。
「やっぱ死んでるんじゃねーか。現実見つめろよ」
健治が後ろでわめく。
昨日と同じ悪寒が走りぬけ、それでも友利子から目が離せない。
「桜・・・さん。あなたに見せたいものがあるの」
そう言うと、ユラリと友利子は立ち上がり、
「ついてきて・・・」
と言って、襖を開けると、隣の部屋に入って行った。
そこは、守の部屋だった。
小学生が使うような木でできた学習机に、教科書が並んでいる。
___唯一、違うのが・・・。
部屋の片隅にある仏具。
昨日見た写真と同じものが、フォトフレームに入れて飾ってあり、両脇に線香の燃えかすが刺さっている。
「やっぱ死んでるんじゃねーか。現実見つめろよ」
健治が後ろでわめく。