「刑事が言ってた。和田のスマホには、学校の番号が出てたって」

「だって、学校に電話する、って言ってたから」

あの時、確か和田はそう言ってた。

和田は私の言うことなんて耳もかさずに急いでいた。


「お前、学校の番号知ってるか?」

「さぁ。かけたことないから」
そう言いながら不安が湧きあがる。

・・・まさか。

「学校の番号、下3桁さ・・・、444なんだ」

めまい。

思わずふらついて、それを健治が支えた。

「・・・あ」