「・・・」

目を覚ました時、和田は見たこともない天井にまず戸惑った。

青い光に照らされた部屋。

背中の冷たい感触。

手に触れる金属の冷たさ。


・・・そっか、気を失ったのか・・・。

と、同時にさっきのことが思い出される。


あれは・・・夢?


首を動かして周りを見た。

起き上がろうとして和田は気づく。

手も、足も、首から下は意思に反して1ミリも動かなかった。

なぜか服が脱がされている。

下着で横になっているようだった。