「守君は、ずっといじめられて、つらかったんだよね。苦しかったんだよね。分かるよ、私も同じだもん。誰からも無視されて、自分の存在なんてちっぽけだと無言で言われているような毎日だから」
「・・・だから?」
「でも、あなたが今やっていること、全部一緒だよ。いじめてきたやつと、一緒のことをしてるんだよ」
「やられたことだもん。やりかえしてるだけ」
そう言って守は手から抜けようともがく。
力いっぱい肩を押さえる。
「やられたこと?だったらいじめかえせばいい。チカラを使って、いじめかえせばいい。人を殺したって、なんにもならないよ!」
涙があふれた。
「・・・だから?」
「でも、あなたが今やっていること、全部一緒だよ。いじめてきたやつと、一緒のことをしてるんだよ」
「やられたことだもん。やりかえしてるだけ」
そう言って守は手から抜けようともがく。
力いっぱい肩を押さえる。
「やられたこと?だったらいじめかえせばいい。チカラを使って、いじめかえせばいい。人を殺したって、なんにもならないよ!」
涙があふれた。