「守君、こんなことしちゃ、絶対だめ」
そう言って、私は守の両肩をつかんだ。

守は静かな声で言う。

「あんた、死にたいの?」

「かまわない」

「・・・」

怒りに満ちた表情。

気圧されそうになるが、私は自分に言い聞かせる。


・・・私は、負けない。