「榊原くんっ!」

駆け寄ろうとする桜に、守が手を軽く振ると、その体は一瞬で吹き飛ばされ壁に打ち付けられた。


「う・・・」

崩れ落ち床に倒れる桜。

「て、てめぇ!」
起き上がり、殴りかかる健治を軽くかわすと、守はキャッキャッと笑い声をあげた。

「逃げんなよ!」

さらに攻撃を加えようとする健治に、守は同じように手を振ると、壁に飛ばされ鈍い音ともに倒れる。


「く・・・」