「ええ?榊原君!」

「俺じゃない人でも待ってたのかよ」

笑って言うと、桜は首を振って、
「あ、ちが・・・。でも、驚いちゃって。・・・なんで来ちゃったの?危ないよ」
と心配そうな顔をした。

「俺なんかを心配すんなよ」

「心配だよ。早く帰ったほうがいいよ」

そう言いながら、桜は時間を気にする。

健治は桜に近づくと、
「俺、ついに444見ちゃったんだ」
と告白した。

桜は、一瞬ぽかんとした後、急におろおろとしだす。