「守が、これをやった・・・と?」

「信じられないけど、きっと守君はこのとおりにやって、悪魔と契約を交わしたんじゃないかと思うの」

「うー・・・」
再び考え込む健治。

「もし、これが本当なら、毎晩0時に守君は自分が死ぬ直前にいた場所に現れる・・・そういうことでしょう?」

「ああ。これが本当ならそうなるな」
健治がなぜか窓のほうを見つめた。

「だったら、そこで待てば、守君と会えるんじゃないかな」

「会ってどうすんだよ。すぐに殺されちまうだろ。エサを投げ入れるようなモンじゃねーか」

イライラした口調で私を見た。