・・・やっぱり、この声は!?

心臓が痛い。

涙が頬を伝った。

助けて!
神様!お願い、助けて!

___ペタッ  ペタッ

足は向きを変えると、再びドアに向かって歩いてゆくようだった。

キィ・・・バタン

「・・・ああ」

思わず声が漏れた。

毛穴から汗が吹き出し、涙とまじりあって床に落ちた。

はぁはぁ、と呼吸が荒い。