「ええと、142と156でしょ・・・。あと、146・・・」
“=ボタン”を押そうとした瞬間、画面が切り替わって着信音が鳴り出す。
驚きのあまり、
「うわぁ」
と間の抜けた声が出た。
見ると、稲垣亜矢音の名前が表示されている。
「なんだぁ。もう、驚かせないでよ」
まだ早い鼓動を落ち着かせながら、知佳は電話に出た。
「もしもし、亜矢音?どこいんの~?」
『・・・知佳ちゃん?』
その声は、亜矢音の妹の詩音だった。
昔は亜矢音と一緒によく遊んでいたが、中学に入ってからはあまり会っていなかった。
“=ボタン”を押そうとした瞬間、画面が切り替わって着信音が鳴り出す。
驚きのあまり、
「うわぁ」
と間の抜けた声が出た。
見ると、稲垣亜矢音の名前が表示されている。
「なんだぁ。もう、驚かせないでよ」
まだ早い鼓動を落ち着かせながら、知佳は電話に出た。
「もしもし、亜矢音?どこいんの~?」
『・・・知佳ちゃん?』
その声は、亜矢音の妹の詩音だった。
昔は亜矢音と一緒によく遊んでいたが、中学に入ってからはあまり会っていなかった。