「ウソ・・・ウソッ」
思わず叫ぶ。

「なんなの、なんなのよこれ!」

画面はいくらさわっても、消えない。

文字が画面にいっぱい並んでいる。


とっさに後ろをふりかえる亜矢音の顔がひきつる。


さっきまで光っていたコンビニのライトがすべて消えていた。

あんなにいたはずの客の姿も見えず、まるで廃墟のよう。


「あ・・・」

信じられないものでも見たかのように、亜矢音の目が見開かれる。