亜矢音はとっさに健治を見た。

健治は否定でも肯定でもないような表情で、じっと桜を見ていた。


・・・健治、なんであの子をかばったの?

私の気持ちを知っているくせに、なんでかばったの?

私の気持ちは伝えたのに、なんで友達のままなの?


「みなさん」
桜が今、続けて口を開いた。
「信じてもらえないかもしれません。でも、私は守君の遺書を見ました。444の数字が悪魔を・・・ううん、彼は444の数字に呪いをかけたんです」

「はぁ?なに言ってんの?」
「バカじゃないの」
口々に声があがるが、どの声もいつもと違い勢いがない。

誰もが日常ではない“今日”という日に戸惑っている。