この夏が終われば、君とはもう二度と出会えない。それでも僕らは――。
『世界でいちばん遠いところにいる君と』
新田漣/著
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世界でいちばん遠いところにいる君と
妹を事故でなくし、心を閉ざしていた千晴。地元に伝わる、どんな願いもかなえてくれるという鳥居を頼りに、妹を生き返らせようと鳥居をくぐると…。そこは50年前の日本だった。その事実に戸惑い途方に暮れていると、同い年の少女・美羽が声をかけてくれ、彼女の家族が営む民宿に居候をすることに。毎日同じ時間を過ごし、ふたりの距離は縮まっていく。しかし、彼女にもある重大な秘密があって――。「僕は、君との未来をあきらめない」50年前の日本、世界でいちばん遠いところにいる彼女と前に進む、ひと夏の希望にあふれたボーイミーツガール!
新田漣と申します。このたび、9月28日に発売される『世界でいちばん遠いところにいる君と』を特別連載していただける運びになりました。
今作は、五十年前の小豆島を舞台にした願いと後悔の物語です。当時の色や匂いを楽しみながら、切なくも眩しい夏に思いを馳せていただければ幸いです。
……などと看板作家のような顔をして語っていますが、実はスターツ文庫さんとお仕事をするのは初めてです。許してください。今作が名刺代わりの物語になればいいなと思っております。
大阪府在住。アルファポリス第12回ドリーム小説大賞で『さよなら私のドッペルゲンガー』が大賞を受賞しデビュー。他に第36回ファンタジア大賞で金賞を受賞した『君と笑顔が見たいだけ』(KADOKAWA)がある。ポメラニアンが好きすぎて、ポメノル(作中にポメラニアンを登場させるノルマ)を己に課している。
2025年9月28日発売
この夏が終われば、君とはもう二度と出会えない。それでも僕らは――。
『世界でいちばん遠いところにいる君と』
新田漣/著