黒龍の白き花嫁

作品あらすじ

白龍が統べる色彩国では、「彩の一族」に生まれた者が春夏秋冬にまつわる色を持ち、そして四季を司る。

そんな一族に生まれた彩雪華は色を持たず、季節を彩る能力もない真っ白な少女であった。

家族からは出来損ないの色なしと蔑まれ、虐げれてきた。

そんな雪華がこれまで生かされてきたのは、災厄を呼ぶと伝説になっている黒龍の贄となるため。

すべてを黒に染めてしまう最強の黒龍を鎮めるため、16歳になった雪華は贄として崖に飛び込んだ――はずだった。

しかし気づけばそこは、美しい花々が咲き誇る龍の住まう国であった。

「色を持たぬ白き姫。今日からお前は黒龍である俺の、花嫁だ。」

生贄として死ぬ運命だったはずが、最強でこの世のものと思えぬ美しい姿の黒龍様に溺愛されて…⁉ 和風あやかしシンデレラストーリー。

作者コメント

こんにちは、望月くらげです。この度『黒龍の白き花嫁』という和風ファンタジーを特別連載させていただけることになりました。

家族と違う風貌のせいで虐げられて育ってきたヒロインが生贄として黒龍に差し出されるところから物語が始まります。

せつなさとときめきが溢れるお話を楽しんでいただけると嬉しいです。

~PROFILE~
望月くらげ(もちづきくらげ)

徳島県出身。大阪府在住。

第2回カクヨムweb小説コンテスト恋愛小説部門で特別賞を受賞した『この世界で、君と二度目の恋をする』(KADOKAWA)でデビュー。その他に『後宮の生贄妃〜呪われた少女が愛を知るまで〜』や『神様がくれた、100日間の優しい奇跡』(どちらもスターツ出版)などがある。

書籍情報

2024年1月26日発売

色なしの少女×全てを黒に染める最強の龍

『黒龍の生贄は白き花嫁』

望月くらげ/著

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